北方学園の運動会に参加して思うこと
~子どもたちの笑顔と成長のために、もっと良い運動会へ~
・運動会の日程、もっと早く決められない?
・小中一貫校だからこそできる運動会とは?
・ソーラン節廃止について思うこと
・ソーラン節を「先輩から後輩へ受け継ぐ」というアイデア
・保護者や子供たちの声を次の運動会へ

先日、北方学園の運動会に参加させていただきました。
1年生から9年生まで、
子どもたちが一生懸命に競技に取り組む姿や、
仲間を応援する姿がとても印象的でした。
今年は天候に恵まれず、度重なる延期となりましたが、
開催に向けて準備・運営に尽力してくださった先生方、
関係者の皆さまには、心から感謝申し上げます。
一方で、今回の運動会については、
保護者の皆さまからさまざまな声をいただき、
私自身も考えさせられることがありました。
学校を批判するのではなく、
子どもたちにとって、もっと良い運動会にするために。
今回は、感じたことと、いくつかのアイデアを書いてみたいと思います。
■ 運動会の日程、もっと早く決められない?
今年の運動会は、雨の影響で土曜日から日曜日、さらに月曜日へと順延され、最終的には水曜日の開催となりました。
天候の予測が難しいことや、子どもたちの安全を最優先にした判断であることは、十分理解しています。
ただ、保護者の方からは、
「仕事の休みを何度も変更できない」
「もっと早く分かっていれば、休みを取れたのに」
といった声を多くいただきました。
特に共働き家庭では、当日の朝に順延が決まっても、
仕事の予定を急に変更することは簡単ではありません。
近隣の岐阜市や本巣市では、
台風の接近を踏まえ、
早い段階で平日への延期を決定した学校
もあったと伺っています。
もちろん、学校ごとに事情は異なりますが、
例えば、翌週の週末を予備日として設定することはできないでしょうか。
また、平日開催が避けられない場合でも、
できるだけ早く判断し、
保護者に周知する仕組みを考える余地はあると思います。
子どもたちの安全と、保護者が参加しやすい環境。
その両方を大切にした運営について、今後の検討課題としていきたいと思います。
■ 小中一貫校だからこそできる運動会とは?
北方学園は、1年生から9年生までが同じ学び舎で過ごす小中一貫校です。
以前は小学校と中学校で別々に行われていた運動会も、
現在は合同開催となっています。
小さな子どもたちが上級生の姿に憧れ、
上級生が下級生を支える。
こうした異学年の交流は、
小中一貫校ならではの大きな魅力だと思います。
また、複数の子どもが通う家庭にとっては、
一度に子どもたちの成長を見られるというメリットもあります。
一方で、約1,000人規模の運動会を一つにまとめる難しさも感じました。
限られた時間の中で全学年が参加するため、
以前と比べて一人ひとりの出番が少なくなったようにも感じます。
また、8・9年生にとっては、
もう少し自分たちの成長や力を
発揮できる競技があってもよいのではないでしょうか。
もちろん、競技を増やせば、それだけ先生方の負担も増えてしまいます。
だからこそ、単純に種目を増やすのではなく、
小中一貫校の強みを生かしたプログラムを
考えていくことが大切だと思います。
■ ソーラン節の廃止について思うこと
今年は、これまで親しまれてきたソーラン節がなくなりました。
保護者の方からは、
「毎年楽しみにしていたので寂しい」
「みんなで一つの演技を完成させる姿が見たかった」
といった声も聞かれ、一部では見直しを求める署名の動きもあったと伺っています。
今回の見直しについては、
多様性への配慮など、
新しい教育の考え方が背景にあると伺っています。
一人ひとりの個性を尊重し、
さまざまな子どもが参加しやすい学校行事を目指すことは
、とても大切です。
ただ、私は、
「個性を大切にすること」と「仲間と一つのことを成し遂げること」は、
決して矛盾しない
と思っています。
仲間と練習を重ね、息を合わせ、一つの演技を完成させる。
そこには、協調性や達成感、
仲間との絆など、
大切な学びがあるのではないでしょうか。
もちろん、すべての子どもに同じ活動を求める必要はありません。
では、どんな形なら両立できるのでしょうか。
■ 「先輩から後輩へ」受け継ぐというアイデア
そこで、一つ提案したいことがあります。
「希望者参加型のソーラン節」です。
例えば、6年生の希望者を中心に、
ソーラン節を経験してきた
7・8・9年生が踊りを教えるという取り組みです。
体育の授業で練習時間を確保することが難しければ、
昼休みなどを活用し、
希望する子どもたちが自主的に
練習グループを作る方法も考えられます。
上級生も希望すれば演技に参加できるようにして
、6年生を主役に、最後は先輩たちも加わって一緒に踊る。
そんな演出も面白いのではないでしょうか。
教える側の上級生には、
リーダーシップや責任感、
相手に伝える力が育まれます。
教わる側の6年生には、先輩への憧れや、
自分もいつか後輩に教えたいという気持ちが生まれるかもしれません。
そして何より、
「やらされる練習」ではなく、「自分がやりたいから参加する練習」になる。
自分の意思で参加するからこそ、
練習への意欲も高まり、
仲間と演技を完成させたときの達成感も
大きくなるのではないでしょうか。
全員参加を強制しない。
でも、挑戦したい子どもたちの機会はなくさない。
これも、多様性を尊重した教育の一つの形だと思います。
もちろん、
休み時間の確保や安全面、
先生方の負担など、実現には工夫が必要です。
また、ソーラン節に限らず、
子どもたち自身がやりたい演目を提案し、
上級生が下級生を支えながら実現していく仕組みがあってもよいと思います。
子どもたちが主体的に考え、先輩から後輩へ受け継いでいく。
まさに、小中一貫校である北方学園だからこそできる取り組みではないでしょうか。
■ 保護者や子どもたちの声を、次の運動会へ
今回の運動会を通じて改めて感じたのは、
学校行事に対する保護者の皆さまの関心と期待の大きさです。
もちろん、
すべての要望をかなえることは難しいと思います。
約1,000人の子どもたちの安全を守りながら
、運動会を運営する先生方のご苦労も十分理解しています。
だからこそ、学校だけで抱え込むのではなく、
保護者や地域も一緒になって考える機会
があってもよいのではないでしょうか。
例えば、
運動会終了後に簡単な保護者アンケートを実施すること。
開催日程や連絡方法、
競技内容、子どもたちの様子などについて意見を集め
、翌年度の運営に生かしていく。
そして、何より大切なのは、
運動会の主役である子どもたち自身の声だと思います。
「どんな競技をやってみたい?」
「どんな運動会にしたい?」
そんな子どもたちのアイデアが、
実際の学校行事に反映される仕組みがあっても素敵だと思います。
学校を批判するためではなく、学校を応援するために。
そして、子どもたちにとって、
運動会がもっと楽しく、成長を実感できる一日になるように。
今回いただいた声を大切にしながら、
まずは学校や教育委員会の考えも伺い、
PTAの皆さまとも意見を交わしながら、
改善につなげられることがないか考えていきたいと思います。
北方学園だからこそできる、北方学園らしい運動会へ。
子どもたちも、保護者も、先生方も、
みんなが「良かった」と思える学校行事を目指して。
これからも、現場の声を大切にしながら取り組んでまいります。



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